おばんでやす。
ラグーハウスのまーみーです。
オミクロン株の感染力が強く、陽性者が連日増加しています。夜間、休日に熱が出たら、「どうすればいいの?」と不安になりますよね。そこで、今回は発熱しても慌てずに対応できる方法を紹介します。
新型コロナの今後
現在、私が勤務しているクリニックでは発熱外来枠(1日2~3枠)で、連日1~2人の陽性者が出ています。症状は38.0度以上の熱、のどの痛み、咳を訴える患者が目立ちます。オミクロン株感染が増えてからは、デルタ株に比べ強い呼吸器症状で受診される方は見られません。厚生労働省のホームページでも、「重症化するのは感染が確認された症状の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。重症化した人も、約半数は回復しています。」と公表されています。以前よりは重症化しなくなりましたが、新型コロナウイルスの治療薬が開発されるまでは、用心しなければいけません。まずは重症化しないように、応急処置として自宅で出来るケアーが必要です。症状が出てからの外出が困難なため、事前に体温計、解熱剤、水、食料、受診できる医療機関など調べておき、発症する前に準備しておくと安心です。はやく以前のような生活に戻りたいと願っていますが、今後も新型コロナウイルス株の変異は続くと予想されます。
発熱に備えて
発症する前に備えておく物
- 体温計(テルモ、オムロン、\1200~1600)
- アイスノン(\600程度)
- 解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン成分の物)
- かぜ薬(咳止め、のどの痛みに効く成分の物)
- 飲料水:大人1人7日分の目安
・水2ℓ×7本
・スポーツ飲料2ℓ×1本
・OS1:500ml×1本
・麦茶2ℓ×1本
・100%果汁ジュースなど - 食料:大人1人7日分の目安
・インスタント味噌汁
・麩(インスタント味噌汁に入れる)
・コンソメスープ、コーンポタージュ
・レトルトおかゆ、サトウのごはん
・うどん、そうめん、めんつゆ
・食パン、ロールパン
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いつでも受診できる準備をしておく
- かかりつけ医がいる場合は、発熱外来の受付時間を調べておく。
- 発熱相談センターの連絡先を携帯に登録しておく。
- 受診時に聞かれる内容を控えておく。
・現在の熱、一番高い熱
・症状はいつから
・周りにコロナ感染者はいたか、接触はあったか
・コロナワクチン接種の有無、ワクチンの種類(ファイザー モデルナ アストラゼネカ)
1回目、2回目の摂取日(何月何日)
・携帯電話番号 - 受診の際の持ち物
・健康保険証
・薬手帳
・医療証
・障害者手帳
・糖尿病手帳
医療機関の調べ方
東京都在住の方
- 新型コロナ感染症に関する一般相談 (症状ないが心配)
新型コロナコールセンター TEL 0570-550571
受付時間 9:00~22:00 (土・日・祝日を含む) - 発熱に関する相談 (医療機関を紹介)
発熱相談センター TEL 03-5320-4592
24時間対応 (土・日・祝日含む) - 新型コロナに関する不安、ストレスなど心の健康に関する相談
精神保健福祉センター TEL 03-3844-2212
受付時間 9:00~17:00 (平日のみ)
各都道府県の方へ
- 各都道府県が公表している、相談、医療に関する情報や受診、相談センターの連絡先
- 各都道府県が公表しているサイトの「診療・検査・医療機関一覧」を開いて確認してください。
- 受診前には必ず、医療機関に電話を入れてください。各施設によって発熱外来時間が違います。
厚生労働省のホームページ
新型コロナに関する相談、医療の情報や受診、相談センターの連絡先
自宅療養
自宅療養中の健康管理
- 熱を測る:1日4回 (朝、昼、夕、寝る前)
- 水分をとる:1日1ℓ~1,5ℓは摂る。
・水、スポーツ飲料(糖尿病の方は2倍に薄める)
・お茶、麦茶、無糖紅茶など - 部屋の換気をする:1日3~4回 窓を開ける (窓全開は5分 窓10㎝の時は10分)
- 栄養をとる:最低、1日1~2食は食事をする
・消化の良いスープ、味噌汁、おかゆ、柔らかいうどん、そうめんなど
※食事をとれない場合は、水分を必ず摂る(脱水予防のため) - 単身者:家族、友人、知り合いの方に1日1回は連絡を入れる
- 自宅療養は症状が出てから10日間 または薬を飲まずに解熱し3日間(72時間)
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受診ができない場合
- 発熱、咳などの症状がでた場合、医療機関での受診ができない場合でも慌てず自宅で過ごしましょう。
- 熱を測る。脱水にならないように水分をとる。(水道水で可)
- 【注意】薬物アレルギーのある方は、必ずかかりつけ医、薬剤師に相談すること!
- 解熱剤、またはかぜ薬を飲む。
【解熱剤】
・アセトアミノフェン
・バファリンルナi
【かぜ薬】
・新ルルAゴールドDX顆粒
・パイロンPL顆粒
・ノーシン「顆粒」
・ノーシン アイ頭痛薬
・ベンザエースA
・ベンザブロックS錠
注意:主治医、薬剤師に確認の上,薬は購入してください。今までに解熱剤、かぜ薬等で薬物アレルギー反応を起こされた場合は必ず医療機関での処方を受けてください。
オミクロン株は変異し感染力は強いですが、発熱後、すぐに医療機関を受診できなくても、応急処置としてクーリング(アイスノンで頭を冷やす)し、解熱剤、または、かぜ薬で対応しましょう。そして脱水にならないよう水分を十分に摂るようにしましょう。コロナ陽性者でも軽症で回復している方もいますが油断はできません。重症化を回避するため、発熱対応できるよう事前に準備しておくと安心です。
自宅療養中の相談窓口
東京都は新型コロナ感染症【陽性】の方の自宅療養中の方へのサポートを開設しています。療養中の体調の変化や相談、食料品、パルスオキシメーターの配送などを対応しています。
各都道府県は厚生労働省ホームページで確認してください。
- 対応言語
日本語のほか、以下の11か国語に対応してます。
英語 中国語 韓国語 ベトナム語 ネパール語 ポルトガル語 スペイン語 ミャンマー語
フランス語 タイ語 タガログ語
- 自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)
TEL 0120-670-440 (24時間対応 土・日・祝日含む)
自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)
私が勤めているクリニックでは毎日70人以上の一般患者さんを診察している中、先週から発熱外来の問合せが20件以上あります。昼休みの2時間を発熱外来2枠(受入れ患者2名)にあて診察している状況です。受診を受け入れたくてもできない現状で、一人暮らしで不安な方、家族で自宅療養を強いられている方のために、少しでもお役に立てればと思い「発熱前に備えておく物」を投稿しました。これからも、この状況はしばらく続きます。皆さんにとってこの情報が参考になれば有り難いです。
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