「発熱した場合」5類感染症に変わってどう対処すればいい?

 おばんです!ラグーハウスのまーみーです!
新型コロナウイルス感染も2023年5月8日から「2類相当」から「5類感染症」へ変更になりました。移行後に感染した場合、医療機関へ受診できるのだろうか?など不安ですよね。また、自宅での対応に戸惑う方もいると思います。社会全体が感染前の生活に戻りつつあるこの頃、「5類感染症」に変更後、新型コロナウイルス、インフルエンザに感染した場合の対応を載せたいと思います。少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

目次

2023年6月現在の状況

 2023年5月5日、WHO(世界保健機関)では国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態の終了を宣言しました。日本でも5月8日に感染症法上の位置付けが「5類」に移行し、生活上注意する対策が緩和されました。
現在5月末時点で厚生労働省のホームページでは変異株の主流は「XBB.1.5」が8割、またインドから「XBB.1.16」が流行し始めていると載っています。これからはインフルエンザなど他の感染症の対策と並行して気を付けていかなければなりません。新型コロナウイルス感染当初は、症状が出る発症2~3日前から感染力が強かったのですが、現在では発症1日前からと発症前日の感染力のため周りに広げるリスクは低くなりました。症状も「38℃以上の熱・のどの痛み・咳・頭痛・体のだるさ」が主症状となっています。病原体の排泄期間(ウイルスが体から排出している・潜伏期間)は5日~7日となっていますので、この間は自宅療養が必要です。

発熱などコロナウイルスを疑う場合

受診するか迷ったら、相談窓口へ電話しましょう!

症状が出たら検査キッドで検査する

  • 調剤薬局で販売している「対外診断用医薬品」か「第1類医薬品」と表示されている検査キッドを使用し検査する。
  • 【陽性の場合】 症状が重いと感じた時:医療機関受診しましょう。
            症状が軽いと感じた時:自宅療養マニュアルを参考に自宅で安静にしましょう。
  • 【陰性の場合】 症状が軽いと感じた時:自宅療養マニュアルを参考に自宅で安静にしましょう。
            症状が重いと感じた時:医療機関受診しましょう。
            

受診する際は事前に医療機関に電話する

  • かかりつけに病院がある場合は必ず電話してから受診しましょう。
  • かかりつけがない場合は、近くの内科病院を調べてリストアップしておきましょう。

感染に備えておくもの

国が承認した検査キット

【自分で行う場合】
調剤薬局で販売している「対外診断用医薬品」か「第1類医薬品」と表示されている検査キッドを使用し検査する。
必ず検査方法を読んでから検査してください。

【医療機関で検査する場合】
検査は保険適用の料金になります。

くすり

  • アセトアミノフェンの解熱剤
  • 普段使用しているかぜ薬

その他

  • 氷枕、アイスノン
  • 冷えピタ

食料品 (5日分)

  • 水 2ℓ×3本
  • スポーツ飲料や経口補水液を2~4ℓ

    糖尿病の方はブドウ糖が含まれてるスポーツ飲料を利用する場合、2~4倍に薄めて飲んでください。
    またはゼロカロリーのアクエリアスの利用をお勧めします。
  • サトウのご飯、食パン、カップ麺、粉末スープ、味噌汁、冷凍果物、冷凍食品などエネルギー源になるもの。

発熱・咳・のどの痛みが出てきたら

高齢者の方、持病をお持ちの方は必ず主治医に相談しましょう。

成人

  1. 熱を測る
  2. 水分をこまめに取る

    ・1日1000ml~1500mlは少量づつ飲みましょう!(水分制限のある方は主治医に聞いてください)
    ・人間は呼吸や汗など(不感蒸泄)で1日あたり900mlほど体から水分が放出されます  
    ・1日当たり皮膚から500~700ml 息を吐くとき150~450ml  
    ・発熱時には体温が1℃上昇すると 不感蒸泄の量は約15%増加します
  3. 氷枕やアイスノンで頭を冷やす

    ・氷枕で後頭部 頸動脈の血液を冷やすことで 冷えた血液が全身をめぐり 熱を下げます。
  4. 栄養を補給する

    ・熱が高くなると、胃の消化する力が弱くなり腸からの栄養を吸収する力も落ちるため、胃腸に負担がかからない 液体などの食べ物を摂りましょう   
    ・粉末スープ 液体スープ 味噌汁をのむ    
    ・スープにパンを入れると炭水化物もとれ 栄養2倍!  
    ・レトルトおかゆ 雑炊など少しづつ食べてください。   
    ・うどんは軟らかく煮て 素うどんで食べましょう。
  5. 安静にする

    ・寝ていましょう。
    ・横になることで、体力の消耗を少なくします。

小児

小児は症状が急変するため必ずかかりつけ病院に相談しましょう。

  1. 普段と違う状態なら、まずかかりつけに電話し相談する。
  2. 休日、夜間の場合は#8000 小児救急相談へ電話する。

    【受診後、自宅療養をする場合】
  3. 熱を測る
  4. 水分をこまめに与える
    ・意識して水分を飲ませ、1回量は子供用カップ1/3位づつこまめに与えます。
    ・人間は呼吸や汗など(不感蒸泄)で1日あたり20~30ml/㎏/日ほど体から水分が放出されます。    
    ・発熱時には体温が1℃上昇すると 不感蒸泄の量は約15%増加します。
  5. 氷枕やアイスノンで頭を冷やす

    ・氷枕で後頭部 頸動脈の血液を冷やすことで 冷えた血液が全身をめぐり 熱が下がります。
    ・小児は さらに脇の下 股間(そけい部)も冷やしてあげましょう
    ・アイスノンがない場合→氷をビニール袋に入れて、水を少し入れ袋の空気を抜いてしっかり縛る。ハンカチかタオルでカバーする
    ・ハンドタオルを濡らして冷凍庫に数枚入れておく。使うときに取り出しビニール袋に入れて、氷枕の代わりに使用(冷えピタは氷ほどの効果は低いが 熱く感じる辛さは取り除ける)
  6. 栄養を補給する

    ・熱が高くなると、胃の消化する力が弱くなり腸からの栄養を吸収する力も落ちるため、胃腸に負担がかからない 液体などの食べ物を摂りましょう   
    ・粉末スープ 液体スープ 味噌汁をのむ    
    ・スープにパンを入れると炭水化物もとれ 栄養2倍!  
    ・レトルトおかゆ 雑炊など少しづつ食べてください。   
    ・うどんは軟らかく煮て 素うどんで食べましょう。
    ・ゼリー、ヨーグルト、プリンなども口当たりよく食べやすい。

自宅療養期間

自宅での療養期間は5日間です。
抗原検査では7日~10日で陰性反応になるため症状が続く場合は、解熱しかつ症状が軽くなるまでは10日間の自宅安静が望ましいです。

療養中に困った場合、東京都の方はこちらのサイトを見てください。

まとめ

新型コロナウイルス分類が5類に変わりましたが、今後も感染の波は続きます。インフルエンザ、風邪もコロナウイルスと同じようにウイルス感染です。発熱の症状がでたら、必要物品を備え自宅療養ができるようにしておきましょう。

参考資料:厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス」
     東京都新型コロナ保健医療情報ポータルサイト

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