旬の【筍】米糠なしで茹でるゆで方!と筍にまつわることわざ

おばんでやす!ラグーハウスのまーみーです!
4月から5月にかけて旬の「筍」。スーパーの店頭に筍が並ぶと春を感じますね。生の筍から茹でると、独特の香りと食感が堪りません。炊き込みご飯や煮物にして春を戴きました。今回は【筍】にまつわることわざと料理を紹介していきますね。

目次

ことわざ

雨後の筍(うごのたけのこ)

雨が降った後に次々に生えてくる筍にたとえて、似たようなものが次々と現れることのたとえ

筍の親まさり(たけのこのおやまさり)

タケノコは成長が早くすぐに親竹の高さに伸びることから、子供の成長が早く、子供が親よりも優れているという意味で使われる。

鰊と筍(にしんとたけのこ)

タケノコが出回る季節、ニシンが獲れることもあり、両者が料理の相性が良いとされている事から、気の合う仲の良い者同士の関係の事

食のミニ辞典

タケノコ(筍)

(英) bamboo shoot sprout
(学) Pbyllo-stacbys beterocycla (carriere)mitf

竹は米とは関係ないようですが、米と同じくイネ科(タケ亜科)の植物です。竹の新芽で土の表面に出たものがタケノコです。タケの名は成長が早いことから‘’長ける‘’や“”猛し”あるいは”高し”が転じて名づけられたとされます。食用とするのは、モウソウ(孟宗) ハチク(淡竹) マダケ(真竹)などで、一般にもっとも食べられているものがモウソウチクです。中華そばに添えられるメンマはマチク(麻竹)を刻んで乾燥させたもので、台湾産のものが出回っています。国内では福岡産のものが最も多く、缶詰や袋詰めとして加工されたものでは、中国産が年間10万t以上輸入されています。家庭での購入量は、4月から5月に多くなっています。

米糠なしで筍の茹で方

【 材料 】所要時間3時間

  • 筍 (中)  1個
  • 唐辛子(鷹の爪)  2個
  • 筍が水で浸るくらいの鍋  1個

【 茹で方 】

  1. タケノコをたわしを使って流水で洗い土をおとす。
  2. 外側の皮を2~3枚はがし、根元のイボイボをこそぎ落とす。
  3. 先端を斜めに約5㎝切り落とし、中央に深さ1cmの切れ目をたてにいれる。
  4. 鍋にタケノコを入れ、唐辛子2本、タケノコが十分にかぶるくらい水をたっぷり入れて蓋をして強火にする。
  5. 沸騰したらアクをとる。アクが少なくなるまで10回くらいとり中火にする。
  6. 中火にしてから蓋を半分開けて、1時間30分タイマーをかける。
  7. 1時間30分後、竹串を刺してみてスーっと通ったら火を止め、蓋をしたまま冷ます。
  8. 冷めたら、外側の皮を3~4枚くらいはがし、柔らかいところは細かく刻んで食べられる。
  9. 保存はタッパーなどに水と筍を入れて冷蔵庫に入れる。毎日水を変えて3日間保存できる。
生の筍と鷹の爪(唐辛子)
外の皮を2~3枚はがす
根元にイボイボを削ぎ取る
水をたっぷり入れ火にかける
1時時間経過し水をたす
1時間30分で竹串を刺し、スーと串が刺されば火を止めそのまま冷ます。

本来は赤唐辛子と米糠を入れると「えぐみ=アク」がよく取れますが、筍1本など少ない本数の場合は赤唐辛子でもえぐみがとれる。

筍ご飯

【 材料 】

  • 筍 根元を10㎝
  • 米 2合
  • ヤマキの白だし 大さじ2杯
  • 醤油   大さじ2杯 

【 作り方 】

  1. 無洗米ならそのまま使用。通常の米なら軽くすすいで水を切り、炊飯釜に入れる。水は「白米炊き」用の線まで水を入れる。
  2. 筍は半分に切り、それを千切りにする。千切りにする事でごはんと筍が馴染み食べやすい。
  3. 米と水を入れた炊飯釜に、「ヤマキの白だし」大さじ2杯、醤油大さじ2杯を入れて炊飯のスイッチを入れる。
  4. 炊きあがったら、すぐに木杓子でたてに切り混ぜ、蓋を開けて1分くらい水分を飛ばす。
  5. 器に盛り、木の芽など添えて出来上がり。
ゆでて皮をむいた筍
材料
筍を薄く切り、千切りにする
炊飯釜に材料を入れる
出来上がり
おかずはレトルトハンバーグ・ゆで卵・海藻のこんにゃく・サラダ・茎若芽のめんつゆ漬け・きゅうりの糠漬け

筍は食感を楽しむ食材ですが、筍を大きめに切るより根元の部分を千切りにするほうが、小さいお子さんにも食べやすいですよ!

「いただきます」の意味

食事の前に「いただきます」と言いますが、これは「山」と「神様」に関係しています。もともと、「戴く=いただく」とは、「大切なものを頭の上に捧げ持つ」ことを意味し感謝の気持ちを表します。神事でお供えをしたものは神様が戴くもので、それを人間が食べることから神様に対して頭上に捧げつつ「いただいた」のです。また稲作農耕の日本人にとって、雨をもたらす山のてっぺんは「山の神」が宿る神聖な場所で稲作の神様でもありました。ご飯を食べられることは、山の神や農家の人々、食料を運んでくれる人たち、料理をしてくれる人たちへの感謝。魚、牛、豚、鳥などの「命そのものをいただく」という感謝の心の現れを意味しています。

参考文献
『食のことわざ春夏秋冬 語り継がれる「食育」の宝庫』 沢野勉 著 全国学校給食協会
『日本人の「食」、その知識としきたり』 食文化研究所所長 永山久夫〈監修〉 海竜社

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