こんにちは!ラグーハウスのまーみーです!
スーパーには秋の野菜がたくさん並んでいますね。今日は子供も大人も家族が喜ぶレシピを紹介します。
ヴェジタリアンの多いインドには「サブジ」という野菜の煮込み料理があります。どんな野菜でも調理できるので、今回は「カブのサブジ」を作ってみました。お酒の肴にもなりますよ!
是非今夜の一品にしてみてください。
カブのサブジ
材料 2人分
- 葉付きのカブ 2カブ
- スライスベーコン 2枚
- 生姜 1かけ(約20g)
- にんにく 1かけ
- なたね油 大さじ1
- 塩 小さじ1/2杯
【スパイス】 - ターメリック 小さじ1/2杯
- コリアンダー粉 小さじ1杯
- クミンシード 小さじ1/2杯
- レッドペッパー 小さじ1/4杯
- カレー粉 小さじ1杯
ヴィーガン、ベジタリアンの方は、ベーコンを除いた材料で調理してください。
ベーコンの塩味の代わりに、少し塩を足して味付けしてくださいね!
作り方
- カブはよく洗い、葉を切り落とし茎の根元の部分の土を丁寧に洗い流す。カブの実を8等分のくし切りにし、葉の部分は5㎝の長さに切る。
- ベーコンは1㎝幅に、にんにくは薄くスライスし、生姜は皮をむき千切りに切る。
- 小皿に各分量のスパイスを準備する。
- フライパンに、なたね油大さじ1を入れ、にんにく、クミンシードを入れてから火をつけ弱火にする。にんにくとクミンシードの香りが出たら、ベーコンを入れて炒める。
- にんにくが薄茶色になったらカブと葉の茎を入れ、塩小さじ1/2杯を入れて軽く混ぜる。カブに薄く焼き色が付いたら、それぞれカブをひっくり返し薄く焼き色を付ける。
- 生姜とカブの葉を入れ、塩小さじ1/2杯を入れ軽く混ぜ蓋をして2分蒸し焼きにする。
- スパイスを入れて軽く混ぜ、味をみる。塩加減はお好みで調整し完成です。
「サブジ」について
インドで「サブジ」とは野菜の煮込み料理で、炒め煮、蒸し煮にして水をほとんど加えないのが特徴です。
サラダ油にクミンシードを入れて香りを出し、具材を炒め蓋をして蒸し煮します。野菜に火が通り、具材にあったスパイスを選び合わせて調理します。ヴェジタリアンの多いインドでは、野菜の料理が数多くある中で、サブジはそのひとつになります。
主に使うスパイスは、クミンシード、ターメリック、コリアンダー、レッドペッパー、ガラムマサラです。
カブについて
- 旬は晩秋~冬
- 春の七草では「すずな」
- カブにはアミラーゼというでんぷん分解酵素があり、またビタミンCが豊富です。
- カブの種類には、金町古かぶ、聖護院かぶ、天王寺かぶ、長かぶなどがあります。
今日のスパイス
クミンシード
クミンシードはスタータースパイスの1つで料理の一番最初に使います。
【学名】Cuminum cyminum
【科名】せり科/一年草
【別名】バキン・ウマゼリ・ジーラ・キュマン
【原産地】エジプト
【利用部位】種子
【効能】食欲増進、消化促進、鎮静、鎮痛など
ターメリック
インドではターメリックを離乳食に使います。
【学名】Curcuma longa
【科名】ショウガ科/多年草
【別名】ウコン
【原産地】インド、熱帯アジア
【利用部位】根茎
【効能】肝機能強化、抗酸化作用、消化促進、血液循環、老化防止など
コリアンダー
コリアンダーは量的に一番多く使うスパイスです。味ととろみがその役割です。
【学名】Coriandrum sativum
【科名】セリ科/一年草
【別名】パクチー・カメムシソウ・シャンツァイ
【原産地】地中海沿岸
【利用部位】葉、茎、根、種子(果実)
【効能】抗菌、鎮痛、鎮静、消化促進など
レッドペッパー
インドで辛さのために使うスパイスはレッドペッパー、ブラックペッパー、グリーンチリの3つだけ。辛さのスパイスで最もポピュラーなのはレッドペッパーです。
【学名】Capsicum annuum
【科名】ナス科/多年草(一年草)
【別名】唐辛子、カイエンペッパー、チリペッパーなど
【原産地】中南米
【利用部位】果実
【効能】消化促進、発汗、殺菌、食欲増進、疲労回復など
まとめ
インドではこの三種類のスパイスでいろいろな野菜のサブジを調理しています。小さなお子様のいる家庭ではケチャップを加えるといっそう美味しく食べやすくなります。ぜひお試しください。
参考文献
『知っておいしい スパイス辞典』実業之日本社
『レヌ・アロラ 私のインド料理』柴田書店
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