春のお彼岸は牡丹餅

おばんです。ラグーハウスのまーみーです!
仲春の3月21日は春分の日ですね。そして春のお彼岸です。お彼岸にお供えする「牡丹餅(ぼたもち)」と「おはぎ」の違いは何だろう?と思っている方いませんか。私もその違いを知らなかった一人です。調理師専門学校の授業で初めて知りました。ぜひ皆さんにもお伝えしたいと思います。

目次

牡丹餅とおはぎの違い

昔は甘味の呼び名だけではなく、小豆の収穫時期が関係して、秋に収穫した柔らかい小豆と一冬超した小豆の作り方にも違いがあったようです。

牡丹餅(ぼたもち)

春のお彼岸には、季節の花である牡丹になぞられて「牡丹餅」が供えられました。
あんの原料である小豆は秋に収穫され、一冬越しているため皮が固くあんをつくる時は、小豆の皮を取り除いて「こしあん」にして牡丹餅を作っていました。

おはぎ

秋のお彼岸には、秋に咲く萩の名をかりて「お萩」と呼びます。
あんの原料である小豆は秋に収穫され、採れたての柔らかい小豆を使うので皮ごとつぶす粒あんを用いて「おはぎ」を作ります。

小豆(あずき)

食のミニ事典

(英) azuki
(学名) Phaseolus angularis

マメ科インゲン属の栽培植物。原産は中国大陸と日本。一年草で高さ40㎝~60㎝。花を咲かせた後、5~10㎝の細長い円筒形の莢(さや)をつける。中に楕円形で光沢のある紅紫色の種子(小豆)が数個ある。
小豆は赤飯などのほかに、あん、ようかん、しるこ、甘納豆など和菓子に使われることが多い。主な品種は大納言、白小豆などがある。粒の大きさにより、大納言、中納言、少納言などに分類される。主な成分は炭水化物とたんぱく質で食物繊維やビタミンBも豊富である。そのほかの成分として、便通改善効果をもつサポニンを含んでいる。

まとめ

 お彼岸といえば、牡丹餅、お萩ですよね。今日もスーパーではこしあん、粒あん、きな粉、ごまの牡丹餅が並んでいました。私もスーパーで買ってきましたが、昔は祖母と一緒に数日前からあんこを作って仏壇にお供えしていました。実家から離れてからは小豆を煮ることもなくなりました。時には、まごころこめた手作りの牡丹餅をご先祖さまにお供えしたいと思います。

参考文献
『春夏秋冬 土用で暮らす 五季でめぐる日本の暦』著 冨田貴史、植松良枝
『典座和尚の家庭で楽しむ110のレシピ 精進料理』著 高梨尚之

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