こんにちは!ラグーハウスのまーみーです!
暦の上では「小満」、まわりの草木も繁り暑くなってきました。ひと昔前の今頃は、5月から6月といえば心地よい風が吹き、さわやかさを感じるすごしやすい時期でした。近年は温暖化現象も影響して25℃を超える暑さで夏日ですよね。急な気温の変化で対応が難しいですが、暑くなると必ず、脱水症や熱中症が増えてきます。そうならないように事前に対策できたらと思い、【脱水症・熱中症の予防と対応】を説明したいと思います。少しでも皆さんのお役に立てれば有り難いです。
【脱水症とは】
体内の水分が減り脱水状態になることを脱水症と言います。
人間の身体は、成人体重の60%・乳幼児体重では80%が水分で占められています。その保持されている水分が不足すると脱水症状がおこります。
脱水症状
- のどの渇き
- 食欲不振
- 体のだるさ(倦怠感)
- 頭痛
- 吐き気
- 気分不快
- 尿が出ない
- 意識がもうろうとする
- 意識を失う
体重の60%のうち2%水分が不足すると「のどの渇き、食欲不振、倦怠感を自覚する」
体重の60%のうち5%水分が不足すると「頭痛、吐き気、気分不快、強い倦怠感」
体重の60%のうち20%水分が不足すると「尿が出なくなる、意識がもうろうとする、意識を失う」
特に、65歳以上の方、乳幼児の方は症状への感受性が低く自覚症状を訴えにくいため、周りの方が注意する必要があります。
【熱中症とは】
暑い環境の場所や、高温多湿の環境下で長時間すごすと、体温が上昇し脱水状態になり、皮膚から体外に熱を放出できず体温機能が崩れます。その状態が続くと、体温の調節機能が働かなくなり体の中に熱が溜まってしまう状態を熱中症といいます。
症状
軽症
- めまい、立ちくらみ
- 筋肉のこむら返り (筋肉がつる状態)
- 手足のしびれ
- 気分が悪い
中等症
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐(おうと)~吐く~
- 倦怠感(体のだるさ)
- 力が入らない
重症
- 体温が高温(38度以上40度。または人により37.5度以上の場合もある)
- 意識がもうろうとしている(呼びかけに反応しない)
- 意識がない
- 全身のけいれん
- まっすぐに走れない、歩けない
【予防】
先ずは、各症状が出ないように、また軽症で対応できるように下記の対策で予防しましょう!
水分補給
- 適度な水分補給
- 意識して水分補給をする
- 1日、食事以外で最低1ℓ~1.5ℓは飲む
- 運動前後にグラス1杯の水分を必ず飲む
- 入浴前後にグラス1杯の水分を必ず飲む
- 睡眠前後にグラス1杯の水分を必ず飲む
- 夏季、気温が高い時は1.5ℓ~2ℓの水分補給
- 冬季、乾燥が強い時は最低1ℓ~1.5ℓの水分補給
- 乳幼児、小学生までは周囲の大人が水分補給を促す
※65歳以上の方はのどの渇きなど感受性が低いため、周囲の方が500mlのペットボトルを2本から3本の水分を用意し 水分補給を促す
※心臓病、腎臓病の方は水分量は必ず、主治医の指示に従ってください
水分の種類
- 無糖の物で、緑茶、紅茶、コーヒー、ウーロン茶は利尿作用があるためほかの種類も加えて摂る。
- 水、麦茶 (ミネラルが含まれているためおすすめ)
- スポーツ飲料 (ブドウ糖が含まれているため糖尿病の方は2倍に薄める)
- ゼロカロリーアクエリアス(糖尿病の方、糖尿病境界型にお勧め)
- OS1
- 手作り食塩水(約0.3%) 500mlの水に塩をティースプーン(小さいスプん)1杯を入れてよく溶かす
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1日摂取量の水分を摂りましょう
【不感蒸泄:ふかんじょうせつ】
人間は日常生活で呼吸や皮膚、粘膜などから自然に水分が1日約900ml蒸発して失われている。これら体から蒸発している水分のことを不感蒸泄という。
人間は1日、約900mlの水分(不感蒸泄)が失われているため、必ず1日最低1ℓは水分をとる必要があります。
屋外では
- 日傘や帽子の着用
- 日陰の利用、こまめな休息
- 皮膚に直接日光が当たらないよう、着脱できる薄手のシャツやカーディガンを着る
- 日差しが強く、気温が高い日は、夕方涼しくなってから外出する
- 保冷剤をハンカチで包み首に巻いたり、首用アイスノンを着用する
- 子どものベビーカー利用時は背部に保冷剤バックやアイスノンを当てて体温を上げないように気を付ける
屋内では
- 扇風機やエアコン(27℃前後に設定)で温度調節する
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する
- 室温をこまめに確認する
- バケツに水をはって、足を冷やす 数個の氷を入れてもOK!
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規則正しい生活をしましょう!
- 睡眠を十分に取る
- 食事を摂る
- 生活リズムを崩さないように心がける
- 疲れがたまった時は出かけない
- 体調がスッキリしない時は自宅で休養する
【脱水症・熱中症の対応】
- 涼しい場所に移動する
- 体の締め付けを外すため、首元を開ける、ベルトを緩める、靴下を脱がすなど体が楽な状態にする
- アルコールウエットティッシュや濡らしたタオルで皮膚を拭き風で仰ぐ(皮膚が冷えて体にこもった熱が体の外へ放出される)
- 首の後、両脇、鼠径部(そけいぶ)を冷たいタオルや氷で冷やす(太い血管が通っている動脈がある箇所のため冷やすことで冷えた血液が体を循環し体温を下げる)
- スポーツ飲料、水、麦茶、OS1などの水分を一口づつ数回に分けて飲ませる(一気に飲ませると胃腸粘膜からの吸収がおそく吐いたりする。それにより余計に脱水症状を悪化させる)
- 体調が落ち着いたら帰宅し横になって休む。食欲が出たら脂っぽい食事は避け、消化の良いスープ、かけうどんなどの食事を腹7分目の満腹感で抑える。体調が戻ったら普通の食事に戻す。
意識がもうろうと!反応が鈍い!その時は様子を見ずに、「119番」救急車を呼ぶ!
厚生労働省HPからの予防対策資料はこちらです「熱中症予防のための情報・資料サイト」
まとめ
これからの季節、ますます暑くなります。マスクを外しにくい中、熱中症になる危険が高まります。また梅雨の時期は特に湿度が高く、脱水状態、熱中症にも気付きにくくなります。まずは、こまめに水分を摂り、睡眠不足にならないように規則的な生活を心掛けて体調を整え、脱水症、熱中症にならないように予防していきましょう。
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