夏のことわざ春夏秋冬

おばんでやす!ラグーハウスのまーみーです!
お盆に岩手の実家に行ってきました。台風7号で帰りが心配でしたが、東北地方は新幹線も普通に動いていました。家の裏の畑でトウモロコシが実っていたので収穫!仏壇にお供えしたあと茹でたての玉蜀黍をいただきパクリ。甘くておいしかった!今日は晩夏の食材、トウモロコシのことわざを紹介します。

目次

食のミニ事典

トウモロコシ

和名: トウモロコシ(玉蜀黍)
学名: Zea mays L
英名: maize, corn (米国など)
地方名・別名: きみ、とうきみ(他に50を超える地方名がある)
分類: イネ科キビ亜科
原産地: メキシコとペルー・ボリビア・グアテマラ地域(2つの地域以上とする説が有力)
日本への伝来時期: 16世紀末ポルトガル人によって長崎に伝えられた。
主な産地: 国内では産地がないが、栽培は全国で可能。
出回り時期: 初秋から初春にかけて収穫~調整。貯蔵がきくので周年で回る。

【歴史】
今から5000年~7000年前、コムギやコメなどの澱粉質穀類がほとんど存在しなかった新大陸(南北アメリカ大陸、オースにトウモロコシの穀物が現れた。そして15世紀末には数百品種が栽培されていたといわれ、旧大陸(アジア、ヨーロッパ、アフリカ大陸)に伝播していった。最初はアルコール飲料やポップコーンとして、やがてトルティーヤ、タコス、かゆ類などの調理で食されていった。

ポップコーン
トルティーヤ
タコス



【栄養】
栄養成分は、おもに糖質(炭水化物)、タンパク質、灰分などからなり、機能性成分は、食物繊維、リノール酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンEが含まれている。

【種類と品種】
・デント種(馬歯種):粒の外側にわずかに硬質澱粉、ほかの部分に軟質澱粉を含む。収穫性が高く澱粉生産に最も適しているが、温度など環境条件が良好でないと生産性を発揮できない。

・フリント種(硬粒種):粒の表面が硬質澱粉で暑く覆われ、内部が軟質澱粉ででき、表面がツルっとして硬質でフリントの名がある。環境に対する適応性が高く低温や寡照に耐え、日本全国で栽培できる。

・デント・フリント種:デント種、フリント種の一代雑種で粒の構造は両者の中間を示している。収穫性が高い。

・スイート種(甘味種):甘味種または甘粒種と訳され、通常スイートコーン缶詰に用いられている。

・ポップ種(爆裂種):小粒で爆裂種、ハゼ種ともいう。粒の表層は硬質澱粉で内部のわずかな部分が軟質澱粉で構成されている。この軟質澱粉が加熱により膨張して粒が爆発することによりポップコーンができる。ポップコーン専用である。

【加工食品】
酒類、味噌、菓子類、コーンオイル

 

夏のことわざ

「とうもろこし一俵、米一斗」

畑作の農民がトウモロコシ一俵(三斗入り)と米1斗とを物々交換して盆、正月の飯米としたこと。

「玉蜀黍の根が高いと秋荒れる」

トウモロコシの根が地面より上の茎の部分からはっていると、その年の秋は天候が荒れる。

「玉蜀黍を横ぐわえにする」

口が横に大きいことのたとえ。

【参考文献】
『地域食材大百科』第1巻 穀類、いも、豆類、種実 2010年3月10日 第1刷発行 発行所:社団法人 農山漁村文化協会
『故事俗信ことわざ大辞典』第二版 2012年2月25日第二版第1刷発行 発行所 株式会社 小学館

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